内容

7月28日（土曜日）10:00から12:00
講演名：平安時代の儀式を可視化する─官奏・除目を題材に─
講師：九州大学名誉教授 坂上 康俊
概要：平安時代には、賀茂祭などの神事、灌仏などの仏事、相撲などの遊興のほか、除目（人事）などの政務も年中行事に組み込まれていました。行事の次第は源高明『西宮記』、藤原公任『北山抄』、大江匡房『江家次第』等の儀式書によって伝えられていますが、具体的な動きは分かりづらいものがあります。そこで今回は、官奏（天皇に奏上して決裁を仰ぐ儀式）と除目を3Dアニメで復元し、画面を見ながら個々の所作の意味を考えてみます。

7月28日（土曜日）13:00から15:00
講演名：日本と中国、両国関係を経済統計から明らかに
講師：九州大学大学院経済学研究院准教授 堀井 伸浩
概要：メディアやネットでは、不動産バブルの崩壊で中国経済が崩壊、というような言説で溢れています。中国をこき下ろせばウケるのでしょう。しかし中国がコケて日本は無事でいられるのでしょうか？本セミナーは様々な経済統計を駆使して日中両国関係の本当のところを明らかにします。データをただ示すだけでなく、データが映す現実経済の実態を丁寧に解説しますので、今後ニュースで出てくるデータの理解も深まる効果も期待できます。